時間効率の最大化へ!「ブライアン・トレーシーが教える 最強の時間」

書評

今回は「ブライアン・トレーシーが教える 最強の時間」を紹介します。

この本をお勧めしたい人

  • もっと早く仕事をこなせるようになりたい人
  • 効率の良い時間の使い方を学びたい人

著者紹介

著者はアメリカの企業コンサルタント ブライアントレーシー。

アメリカで最も有名なコンサルタント。独力で身を起こしたミリオネア。高校を中退後、数年間の肉体労働を経てセールスマンに転身して成功する。さらにビジネスの才能を発揮し、若くして独自のノウハウを生かし有名企業の重役にまで登りつめる。30代で大学に入学し、経営管理の修士を取得後、米国やカナダを中心とした有力企業のコンサルタントとして活躍。現在はブライアン・トレーシーインターナショナル社長。これまで世界40カ国で1000社を超える企業のコンサルタントを務め、500万人以上に講演をしている。著書に『ブライアン・トレーシーが教える 最強の営業』『人を動かせるマネジャーになれ!』(いずれも、かんき出版)、『カエルを食べてしまえ!』(ダイヤモンド社)『大富豪になる人の小さな習慣術』(徳間書店)、『フォーカルポイント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

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概要

本書は時間効率を上げるための手法について、以下の目次で解説しています。

  1. 心と時間の関係を理解する
  2. 自分の価値観を知る
  3. 人生の目的と目標を見いだす
  4. 未来の視点からいまの自分を振り返る
  5. 効率をあげるために明確なプランを立てる
  6. プロジェクトはビジュアルで管理する
  7. 毎日の「やることリスト」をつくる
  8. やるべきことの優先順位を明確にする
  9. 自分で立てたプランどおりに行動する
  10. 結果を出すべき大事なことを特定する
  11. 誰かに任せられるようにする
  12. 1つのことに集中する
  13. 先延ばしグセはいますぐ克服する
  14. まとまった時間を確保する
  15. 邪魔に対処する方法を身につける
  16. 同じようなタスクはまとめて処理する
  17. 電話の時間はできる限り短縮する
  18. 意味のあるミーティングしかやらない
  19. 読むスピードをあげ、より多く覚える
  20. 自分の成長に投資する
  21. 仕事場を整理整頓する

今回は私が読んだ中で特に学びに繋がった3つを紹介します。

1,セルフイメージを確立する

自己概念は、自分が思う自分という人間と、現実の自分の行動をつねに一致させようとする。だから「自分は時間の使い方が上手い」と信じていれば、自然と時間の使い方が上手くなる。

自分で自分のことを「時間の使い方がへただ」と思っている限り、何をやってもうまくなることはない。

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皆さんの周りで仕事の出来る人の仕事ぶりはどうでしょうか?

急なトラブルがあったとしても動揺することなく、冷静に状況把握し的確な判断を下していませんか?

動揺しているよりも、状況把握に時間を当てた方がより解決に向かう時間が早まるからだと思います。

仕事ができる人をイメージしていれば、だんだんとそのイメージに近づくように行動も変わっていきます。

ネガティブなセルフイメージよりも、なりたい自分を想像して、セルフイメージを確立させながら行動していきましょう

(別の本でもセルフイメージを確立させることの重要性が書かれていました。複数の本に書かれているということは原理原則に近いと思います。)

2未来の視点から今の自分を振り返る

毎日少なくとも30分は目標、計画、取り組んでいることの進捗について振り返る時間をつくろう。

未来について考え、未来の視点から現在を振り返ることで、自分の取るべき行動や、避けるべき間違いが明らかになる。見通しを立てる練習をしていれば、自分の価値観も具体的に見えてくる。そうすれば理想とする未来に向かうことを一番に考えて、自分の時間や活動を割り振ることができる。逆に「目指す場所が決まっていないと、どの道を通ってもその場所にはたどり着けない」

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目標/ゴールが明確にすることで、初めて効率的に行動するための準備が整います。

自分はかつて猪突猛進な仕事スタイルで、依頼された仕事をわき目も降らずにつぶしていっていました。

しかし、振り返ってみて、「このやり方には無駄があったな」「最初にポイントに気づいていたらもっと効率のいいやり方ができたな」と思うことが多々あります。

仕事を進める中で状況はその都度変わっていきます。最も効率のいい対応をできるようになるためには少なくとも週に1回スケジュール管理をするようにしていて、進捗通りに進んでいるか、進め方に問題ないかを見直すことが重要です。

3,やるべきことの優先順位を明確にする

人は抵抗が一番少ない道を選ぼうとし、楽なところへ落ち着こうとする。だから自然と小さなことやラクなこと、楽しいことや好きな事など、重要でないことから手を付けようとする。

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人は意識しなければ自然と楽な方を選びたがるので、自然と楽な仕事を選びがちです。

そこで、本書では1日の仕事に取り掛かる前にやることをリストアップすることを推奨しています。リストアップしたら、ABCDEメソッドを分類します。

  • A(絶対にやらなければならないタスク)
  • B(やるべきタスク)
  • C(やってもいいタスク)
  • D(他の誰かに任せることが可能なタスク)
  • E(リストから削除すべきタスク)

仕事を始める前に書くタスクの横にABCDEをつけます。

実は社会人の勤務時間の50%は会社にとって何の貢献にもならないC(やってもやらなくてもいいタスク)に充てられているとのことです。

そんな中でもあらかじめリストを作成して優先順位をつけておけば、重要なA,Bの仕事から手を付けられるようになります。

また、どれから手を付けようか?と悩むこともなくなり、スピード感を持って仕事を切り替えられるようになるはずです。

まとめ

本書では他にも時間効率を上げるための手法が多数紹介されています。

なんでもそうですが、本を読んでも実際の行動に反映できなければ、現状は変わりません。

まずはできそうなことからやってみること、トライしてみることが第一歩になります。

もっと効率をよくして成果を上げて、スーパー社会人を目指していきましょう!!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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