論理的思考力を伸ばす、おすすめの方法

社会人スキル

今回は書評ではなく、論理的思考力を伸ばすおすすめの方法について紹介します。

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  • 仕事ができるようになりたい人
  • 論理的思考力を伸ばしたい人

社会人にとって論理的思考力を鍛えることは重要

私は某家電メーカーで生産技術職をしている入社4年目の社員です。これまでの社会人生活を振り返って思うことは、学生の時よりも論理的思考力が試される機会が増えたなということです。学生時代は講義を受けてテストで点数とったり、研究では教授の方針に従って実験をしたりと” 教わったこと/答えがあることをいかにきちんとこなすか”が重要だったと感じます。

しかし、社会人になると、答えがない課題を与えられ取り組まなければならない場面が多いのです。教わったことがないことであっても、自力で答えを見つけていかなければならない。この点は社会人になってから苦労しましたし、現在も苦労する時もあります。

つまり論理的思考力を伸ばして、自ら条件を設定し答えを見出していく力は非常に重要です。その際に私が役立ったのが、”地頭力を高めること”です。

地頭力とは?

世の中でいう頭の良さは、以下の2種類に分けられます。

  1. 知識記憶力:物知りである、記憶力がいい
  2. 考える力:地頭がいい

地頭力は2.になります。

1.のタイプは、大学までの勉強を暗記で乗り切ってきた方です。2.のタイプの人間は暗記に頼らず、原理原則までしっかり考える方です。例えば数学の公式を丸暗記せずに導出過程を理解して覚える感じでしょう。

大学までのお勉強では、”暗記タイプ”、”考えるタイプ”の学生がいて、どちらも頭が良いとされます。しかし、(職種にもよりますが)社会人になってから求められることには、教わったことでなくても答えにたどり着く能力が欠かせないのです。すなわち、”考えるタイプ”の方が有利になります。

地頭力を鍛える方法

「自分は暗記タイプだなぁ・・・」と思った方や、「考えるタイプだけどうまくいかないことが多い」と思った方!不安になることはありません。地頭力を鍛えるおすすめの方法があります。それは。”フェルミ推定の問題を解くこと”です。

フェルミ推定とは?

フェルミ推定とは、例えば「東京都内に信号機は何個あるか」「世界中にサッカーボールは何個あるか」など、把握することが難しい数値について、短時間で「あたり」をつけるための手法です。

フェルミ推定は、考える力を試す問題として、コンサルティング会社や、外資系企業の面接試験で活用されています。フェルミ推定を身に着けることで、ロジカルシンキング、仮説思考、モデル化、定量化など幅広く「地頭力」を鍛えることが可能となります。

フェルミ推定を解くことで得られる効用

フェルミ推定のプロセスを身に着けることで、身の周りの問題解決に適用することができます。実際に私も大いに仕事で役立っています。

仕事上、工場の設備投資を行う上での投資効果を検討する業務が多々あるのですが、分からない数字を概算で出したり、考えても浮かばなかったり、元々はかなり苦手でした。しかし、フェルミ推定の考え方を適用することで、概算もしやすく、考えがまとまるのも早くなり、前より仕事が楽になりました。

フェルミ推定を解くうえでおすすめの本

私がおすすめしたいのは「地頭を鍛えるフェルミ推定ノート」です

フェルミ推定の基本体系を学習することができます。例題と練習問題を含めると115問もの問題数を手に入れることができますので、この1冊をやるだけでフェルミ推定のプロセスはマスターできます。

フェルミ推定をもっと知りたい人は以下の文献がおすすめです。

こちらは、フェルミ推定の理論をより詳しく知りたい方におすすめです。なぜ論理的思考力が鍛えられるのか、何を意識して問題に取り組めばよいのか、を解説してくれています。

おわりに

今まで暗記一辺倒で乗り切ってきた方にとって、これからは答えのない難しい時代になっていきます。日常生活や社会人生活をより生きやすくするために、フェルミ推定の問題をたくさん解いて、地頭を鍛えていきましょう!

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